なぜ私たちはニューヨークワインを扱うのか
「なぜニューヨークワインなのですか?」
私たちはこれまで何度もこの質問をいただいてきました。
確かに、日本ではフランスやイタリア、カリフォルニアのワインはよく知られています。しかし、ニューヨークワインについて知っている人はまだ多くありません。
私たち夫婦がニューヨークワインと出会ったのは、帰国後のことでした。
私は14年間、妻は8年間ニューヨークで暮らしました。
私は空手指導をきっかけに渡米し、その後は日系商社で働きました。
妻は国連で勤務し、発展途上国や人間の安全保障をサポートする仕事をしていました。
私たちは自分たちのことを「民間の外交官」という想いがありました。
ニューヨークワインとの出会い
帰国後、私たちは「日本とニューヨークをつなぐ仕事がしたい」と考えていました。
しかし、その答えがワインになるとは思ってもいませんでした。
当時の私は、効率や生産性を追求する世界の中にいました。トヨタ生産方式に代表されるような、無駄を削ぎ落とし、より良い仕組みを作る世界です。
そんな中で出会ったのがニューヨークワインでした。
当時のニューヨークワインは日本ではほとんど知られておらず、市場もありませんでした。
ところが実際に産地を訪れてみると、そこには私の想像とはまったく違う世界が広がっていました。
世界有数の大都市ニューヨークの近郊で、人々は自然と向き合い、土地と向き合い、小規模ながら情熱を持ってワインを造っていたのです。
生産者達の挑戦に心を動かされた
そして何より、生産者たちの姿に心を動かされました。
まだ誰も注目していない産地で、自分たちの土地の可能性を信じ、新しい文化を創ろうとしている。
その姿は、私たち自身が日本とニューヨークをつなぐ新しい挑戦をしたいと思っていた気持ちと重なりました。
「まだ誰も知らないなら、自分たちが伝えよう。」
そう思ったのが、ニューヨークワイン輸入の始まりです。
輸入を始めてから14年以上が経ちました。
今ではニューヨークワインは世界的にも高い評価を受け、日本でもその存在が少しずつ知られるようになりました。
私たちが届けたいもの
しかし、私たちが伝えたいのはワインそのものだけではありません。
ニューヨークという世界最先端の都市で暮らす人々が、なぜ自然へと目を向けているのか。
なぜ効率やスピードだけではない豊かさを求めているのか。
私たちは、その問いの中にこれからの時代を生きるヒントがあると感じています。
ニューヨークワインは単なる飲み物ではありません。
そこには土地があり、人がいて、文化があり、生き方があります。
私たちは毎年ニューヨークを訪れ、生産者たちとの交流を続けています。
だからこそ、彼らのワインを単なる商品としてではなく、仲間たちの想いや挑戦と共に届けたいと思っています。
ワインの向こうにある世界へ
このサイトでは、ニューヨークワインを通して、ワインの魅力だけでなく、その背景にある人や文化、そして新しい豊かさについても発信していきます。
もしこの一杯が、あなたにとって新しい世界への入口になれば、これほど嬉しいことはありません。