フィンガー・レイクスのセネカ東岸に105エーカーの畑を有する、1990年にマーク・ワグナーによって設立されたワイナリーです。ワグナー家は1940年代から続くフィンガー・レイクス屈指のブドウ栽培農家であり、長年フィンガー・レイクスのワイン生産者たちへ良質のブドウを提供してきました。1978年にマークが２代目として就任したのをきっかけに、それまで生産していたラブルスカ種からヴィニフェラ種へシフトし、2010年と2012年に『Wine&Spirits』誌の「ワイナリー・オブ・ザ・イヤー」にも選ばれています。

9ヶ月間ステンレスタンクだけで熟成させたこのワインは、いきいきとした洋梨と青リンゴの香りから始まり、砂糖漬けのレモンピールとかすかなココナッツのような風味が感じられる辛口の白ワインです。すっきりとしたミネラル感があるので、口の中に感じる複雑さは繊細で、何層にも感じられます。